なんでもない日を「地球の日に」!地球のことを考える
「アースデイ(Earth Day)」にぴったりのノベルティグッズ
アースデイ(Earth Day)は、地球の環境保護への支援を示すために制定された記念日です。
毎年4月22日を国際的に「アースデイ(Earth Day)」と定めて世界中でイベントが開催されています。
今回は、「アースデイ」にピッタリの環境に配慮したノベルティグッズをご紹介します。
1.アースデイ(Earth Day)とは?
アースデイは、1970年にアメリカで地球や環境のことを考える日として制定したことから始まります。発端は、アメリカ上院議員のゲイロード・ネルソン上院議員が環境問題の討論集会を開催したことがきっかけです。当時開催された集会では、同じ意見を持ったアメリカ人約2,000万人が集まりデモ行進などを行い、アメリカ史上最大のユニークなイベントとなりました。現在では190を超える国と地域で、約10億人が参加するイベントとなっています。
また、2009年には国連総会で4月22日を「国際マザーアース・デー」や「地球の日」として制定され、母なる地球に感謝し、地球環境について考える日になっています。
2.アースデイに関連したイベント
では、実際にこのアースデイではどのようなイベントが行われているのでしょうか。 実は、4月22日当日に何をするのかは自由で、決められたものはありません。「地球にまつわること」を基本テーマにして、環境問題や平和、人権などさまざまな事柄をテーマにすることができます。 最近では「地球のこと=環境」と考えがちですが大切なことはそれだけではない、ということです。 では、日本国内ではどのようなイベントが催されているのかを見ていきたいと思います。
アースデイ東京
東京では、毎年4月22日のアースデイを祝して「地球市民フェスティバル」を開催しています。2023年のテーマは「ファミリーアース~誰もが歓迎されるやさしい場所へ~」です。人だけでなく、動植物、微生物、空気、水、土などの地球を構成するあらゆるものを尊重し、地球の未来を考えることを目標に掲げています。
イベントは代々木公園、宮下パーク、オンラインで開催され、野外フェスやフリーマーケット、フードトラックが並ぶなどの催しが開催されていました。
フードコーナーでは、「アースデイキッチン・リフィルチャレンジ」としてマイ食器を持参してフードエリアのごはんを楽しむことができます。
また、リユース食器のレンタルも行っており、使い捨て容器の利用ゼロを目指す取り組みを行っています。
なお、2024年も開催が決定しており、現在出展団体を募集しています(2024年2月9日締め切り)。
ハッピーアースデイ大阪
大阪で開催されている「ハッピーアースデイ大阪」は、学生主体のアースデイ組織として始まりました。2010年に近畿大学のゼミから生まれ、さまざまな学生が関わり大きな組織となっています。今では環境問題や社会問題に興味のある多くの人が関わり、活動を行っています。
毎年久宝寺緑地で開催されているイベントでは、環境に配慮した雑貨や飲食物を扱う出店、環境問題や社会問題、災害を考える展示やワークショップ、アーティストによる講演やパフォーマンス、協賛や後援を行う企業など2万人を超える内容になっています。
ワークショップでは石鹸づくりやみつろうラップ作りなどを開催。地球環境をテーマにし、環境問題に興味や関心を持ってもらうために開催しています。参加した一人一人が意識して、自分の行動を見直すことで地球環境の保護を目指すことができます。
「自然災害がなぜ起こっているのか」、「発生した時にはどのように対応したらよいのか」、「SDGsって何?」などさまざまなテーマでワークショップが行われています。
また学生出店企画などもあり、より親しみやすく、そして参加者も世代を超えて地球環境について考えるきっかけに繋がっていきます。
プロギング for the Earth(アルペングループ)
スポーツ用品販売を行っている株式会社アルペンでは、アースデイに合わせて「プロギング」イベントを行っています。これは、「PlockUpp(拾う)」+「Jogging(走る)」=「Plogging(プロギング)」の造語で、走りながらゴミを拾うスウェーデン発の新しい形のフィットネスです。走ることが苦手な人でも、誰でも楽しく地球環境に貢献できると世界中で流行しているSDGsなスポーツです。
2023年には一般社団法人プロギングジャパンとのコラボでアルペン本社がある愛知県名古屋市にてプロギングイベントを開催。名古屋城を見ながらゴミを拾うイベントを開催しました。また、アプリを使用したオンラインイベントも開催しており、場所や時間を選ばずに参加できるのもより多くの人にイベントに参加してもらえる点が特徴です。
3.地球環境のことを考えたグッズの事例
イベントでのワークショップや販売品などは環境や人権などを考慮したグッズや飲食物が取り扱われています。では具体的にはどのようなグッズが取り扱われているのでしょうか。各企業やメーカーのアースデイに関するグッズについてご紹介します。
アースデイ東京では毎年、アサヒユウアスの「森のタンブラー」「森のマイボトル」を販売しています。このタンブラーは植物原料を55%活用したエコなタンブラーで、日本各地の間伐材や活用されていない素材をアップサイクルして製造されています。2022年に販売されていたのは、タンブラーとボトルの2種類で、自宅用としても持ち運び用としてもどちらでも使うことができます。
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は、アースデイに向けてサステナブルなグッズ約300種類の販売を行っています。オンラインショップでは、特設ページを設けて、再生ポリエステルやオーガニックコットンなどの環境に配慮した素材を使用した雑貨やグッズを販売しています。また、その他にもポップアップショップや実店舗を通じてさまざまなイベントやグッズ販売を行い、グッズを通してアースデイの訴求を行っています。
音楽イベントのフジロックは、新潟県の湯沢・苗場で22年間開催されています。このフジロックの森プロジェクトは、フジロックの来場者が苗場に愛着を感じて毎年来場してもらえるように考え、そして森林資源の循環利用を推進するために発足しました。イベントやグッズ販売の収益を還元などにより、会場周辺の森の整備や環境を守る活動に繋げています。
例えば「フジロック・ペーパー」は、開催地周辺の森林整備の際に発生した間伐材を有効活用してできたボックスティッシュです。現在では湯沢町のふるさと納税の返礼品としても使用されています。
また同じく間伐材を使用したグッズとして「割りばし」があります。こちらは音楽イベントの会場内において販売されており、その収益を森の保全活動に充てています。
このようにして実際に森林整備を行うだけでなく、グッズを通して森林保全や地球環境の保護に間接的に携わることができる企画も多くあります。
間伐材やオーガニックコットン、再生ポリエステル、フェアトレードなどに配慮した素材を使用したグッズを購入・利用することは間接的に環境保護やグッズ作りに携わる人の働く環境の保全にも繋がっていきます。
4.アースデイにぴったりなグッズとは?
アースデイにぴったりなグッズとはどのようなものがあるのでしょうか。
この傘は、世界中で回収された廃棄ペットボトルを原料に、ポリエステル繊維を再生させ、そこから新しい傘を作っています。新しい資源を使用せずに、今あるものを資源として活用することで環境への負担と海洋プラスチックゴミの削減を目指しているグッズです。ペットボトル3本で1本の傘が出来上がります。
プラスチックゴミの削減によって、海洋環境や地球環境の負担の軽減を行うことで、循環型社会の実現を目指しています。
開発途上国をサポートするフェアトレードグッズ
私たちの住む日本で販売されているコーヒーや紅茶、バナナなどの食べ物は主に輸入に頼っています。そしてその生産している国の中には途上国も含まれています。
日本国内で安い値段で販売されている場合、生産国では生産性向上のための農薬使用による健康被害や人件費の削減などに直面している場合もあり、フェアトレードとは、そのような生産国、生産者の健康や環境を守りながら、品質の良いものを作るための「貿易のしくみ作り」です。
フェアトレードで輸入されている商品は食べ物が多いですが、グッズに焦点を当てるとオーガニックコットンも対象になっています。オーガニックコットンは農薬を使用せずに栽培した綿花を使用します。農薬未使用なことは生産者の健康にもつながり、そして生産コストを適正なものに設定することができます。
最近ではオーガニクコットンも流通量が増え、フェアトレード以外のオーガニックコットンを使用したグッズも多くなっています。favoristでも多くのオーガニックコットン製のグッズを取り揃えています。
廃棄予定の衣類やペットボトルを再利用したエコバッグ
「re:」シリーズは、廃棄予定の衣類やペットボトルを再利用して作られたエコバッグです。
衣類の糸を寄り分けてナイロンと混紡した再生素材や、ペットボトルを再生してポリエステル生地にしています。どちらも柔らかい素材で、しわが目立ちにくいので、畳まずに簡単収納ができます。光沢感のある素材はどなたにでも使いやすい見た目が特徴です。
年に1度のアースデイイベントには、環境に配慮したグッズを使用することが親和性も上りより効果的です。地球環境や生産国の環境などにより多くの人に興味・関心を持ってもらうためにもノベルティやグッズを通して訴求する方法も一つではないでしょうか。